2014年10月5日日曜日

ラドンの危険性(ヤフージャパン 知恵袋より)

もしリニア中央新幹線がウラン鉱床の中のトンネルを通過したら リニアの乗客は被...

質問者
haburasi88さん 2012/7/2415:00:19
もしリニア中央新幹線がウラン鉱床の中のトンネルを通過したら
リニアの乗客は被爆しますか?

トンネル建設ルートの山中に
ウランがあるそうです。


週刊スパ!にそんな記事があります。
http://nikkan-spa.jp/253164
リニア中央新幹線に横たわる「放射線汚染土」問題
2012.07.17 ニュース


昨年、第一期工事となる品川から名古屋までの、幅3kmという大雑把なルートが公表されたJR東海のリニア中央新幹線(来年、幅数十mの具体的ルートを公表予定)。東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、長野県、岐阜県、愛知県をほぼ直線で結ぶのだが、岐阜県では、他の都県にはない特殊な問題が起こるかもしれない。

「リニアが通過する東濃地区には日本最大のウラン鉱床があるんです。そんなところに地下トンネルを掘ったら、膨大なウラン残土が排出される、つまり放射能汚染された土が出てくるかもしれません」

こう話すのは「中津川の環境を守る会」の野田契子代表だ。

東濃地区は、日本のウラン埋蔵量の6割が集中している地域。リニアは品川から名古屋までの8割を地下か山岳トンネルで通過する。東濃地区も地下トンネルの予定だ。そして、リニアはその高速性ゆえ、真っすぐか最小曲半径8kmという大カーブでしか曲がれない。つまり、トンネル工事でウラン鉱床が出てきたとしても回避できないのである。

今年2月、古田肇岐阜県知事はリニア計画に関してJR東海に意見書を送った。自然環境や騒音など33項目についての厳しい対処を求めたが、その冒頭で訴えたのが「ウラン鉱床の回避」だ。

そもそもトンネル工事でウラン鉱床にぶつかると何が起きるのだろうか? 保健衛生などの研究機関、国立保健医療科学院の山口研究官はこう説明する。

「ウラン鉱床には、放射性物質の一つであるラジウムが崩壊した気体のラドンガスが存在します。海外のウラン鉱山労働者の疫学調査では、これで内部被曝し肺ガンのリスクを高めることが判っています。鉱床でのラドン濃度は、高ければ、1立方メートルあたり4000~4万ベクレルで存在します」

岡山県と鳥取県にまたがる人形峠では、’57年から原子燃料公社(現在の「日本原子力研究開発機構」)によるウラン採掘が行われたが、野積みされたウラン残土の風下に位置していた鳥取県の方面地区では、鉱山閉山後の’66~’94年の間に、人口約100人のうち11人がガンで死亡。うち6人が肺ガンであった。この調査に携わった京都大学原子炉実験所の小出裕章氏はこう語る。

「ラドンの濃度は通常の空気には、1立方メートルあたり10ベクレル程度。法令では、鉱山の坑道などでは3000ベクレル以下、一般居住区域に流す場合には20ベクレル以下にするよう定めていますが、


ベストアンサーに選ばれた回答
tamikotea2さん 編集あり 2012/7/2705:02:38
>ラドン
原子番号86、ウラニウム鉱石から発生する放射能鉱物。
マイナスイオン化された放射線のα線を放出する唯一の天然気体。
大気中のごみ、水分などに付着して大気に漂い
呼吸気管に付着するとDNA(遺伝子核酸)に損傷を与えて
肺がんになる危険性を指摘。
ウラン系列のラドン(ラドン222)が主ですが、トリウム系列もある。
水、油脂やトルエンに大変溶解し易い物質。

**
微量であっても(特に慢性被ばくによって)
「放射線のラドンは肺がんの原因となる」
*「2005年6月21日、世界保健機構( WHO )は
放射線のラドンが肺がんの重要な原因であることを警告。
WHOに依れば がんの原因の6%から15%がラドンに起因」
アメリカの環境保護庁の見解によると
ラドンに安全量はなく、少しの被曝でも癌になる危険性をもたらすものとされ
米国科学アカデミーは毎年15,000から22,000人のアメリカ人が
屋内のラドンが関係する肺癌によって命を落としていると推定。


日本の屋内ラドン濃度の分布は
西日本で高く、東日本で低い 
「西高東低」 の傾向が見えます。

ラドンは気体のため、換気をすることで
ラドンの濃度を下げることができます。

しかし、気密性が高い箇所において、
地質的にラドンの濃度が高い地域の場合
ラドンによる放射能濃度が高くなる傾向があります。

「地表の下に広く存在して、大陸を支える岩石の大半は
御影石とも呼ばれる『花崗岩』です。
花崗岩は、ウランやトリウムなどの放射性物質を多く含みます。
岐阜県や山口県(&沖縄県)で『自然放射線』が高いのは、
花崗岩が大量にあるうえ、岩盤が露出している山岳地帯が多いためです。
日本の場合、花崗岩など大地から発生するガンマ線で
年0・4ミリシーベルト程度の外部被ばくを受けています。
さらに、この花崗岩からは『ラドンガス』が発生します。
秋田県の玉川温泉などの『ラドン温泉』(ラジウム温泉)は、
がん患者の皆さんにも有名ですが、
温泉地や鉱山では空気中のラドン濃度が高くなっています。
天然の放射性物質であるラドンガスは、ウランがラジウム、ラドンへと
『崩壊』するときに発生します。
このガスを吸い込むことによって、日本では
年平均0・4ミリシーベルト程度の内部被曝が起こっています。
鉱山労働者に肺がんが多いことは以前から知られていました。
体内に吸い込まれたラドンが、
肺の細胞のDNAを傷つけ、肺がんの原因となると考えられます。
肺がんは、年間死亡数約7万人と、日本人のがん死亡のトップです。
肺がんの最大の原因は喫煙ですが、原因の第2位は、このラドンガスなのです。
世界保健機関(WHO)によると、
肺がんの原因の3~14%が、空気中のラドンの吸入による被曝と言われます。
たばこを吸わない人にとっては、ラドンが肺がんの原因のトップになります。」

http://www.botanical.jp/library/news/166/index.shtml
〔ラドンの安全基準について〕
ラドンには許容量というものがありません。
そこまでの研究が進んではいないのです。
ただし、これまでの研究による一般的な目安として、
大気の場合は200-400ベクレル (Bq)/m3以内が
行動基準(Action Level)として推奨されています。

特に、
WHOで環境と放射線の健康を担当する
マイク・レパチョリ医師は、
ラドンが100ベクレル (Bq)/m3を超えると、
75歳までの非喫煙者で最大1000分の1、
喫煙者はさらに、その25倍、罹病確率が高くなる
(被曝が無い場合に較べ)ことを警告。 

更に、
「ラジウム温泉」or「ラドン温泉」については、
WHOや米国が推奨している基準は
100-150ベクレル (Bq)/m3。
(日本政府は2012年現在、特に警告は発していないわけで)
国内温泉には20倍以上大幅に超える箇所もあるそうで、
ある意味恐ろしいです。
健康効果どころか健康被害を誘発するわけですから。

**

「ラドン温泉」にしろ「ウラン鉱山」にしろ
同条件では、身体に及ぼすリスクの点では
同一である事は当然ですが
(⇒科学的判断ではなく「政治判断しての許容量」は別論)、
マイク・レパチョリ医師の指摘するリスクを
どう捉えるかが要。

>ラドンが100ベクレル (Bq)/m3を超えると、
75歳までの非喫煙者で最大1000分の1、
喫煙者はさらに、その25倍、罹病確率が高くなる
(被曝が無い場合に較べ)ことを警告。

ウラン・トリウム含有量(⇒ウラン放射性壊変後のラドンも含む)
がずばぬけて多いウラン鉱床地帯の通過において、
更には密閉性の高いトンネル&新幹線内で
「エア・フィルター」を介し乗客の被ばくリスクが
著しく高まるのは当然かと。
「エア・フィルター付着の検証実験」を重ねるのを前提に
可能な限りウラン鉱床地帯を回避すべきなのは当然かと。

余談ですが、現在の深刻な汚染地帯を東北新幹線が
通過する際に、「エア・フィルター」が猛烈に汚染されているそうです。
少なからず乗客も被ばくしているのでしょう。
藤田祐幸氏も
http://www.youtube.com/watch?v=oTDerHugGhY
冒頭で東北新幹線の通行禁止を警告。

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