2015年2月28日土曜日

リニア問題で 自由討論会(2015年2月27日 リニアを考える可児の会)


リニアを考える可児の会 (代表者 桑山賢二 63ー3967)

    リニア問題 自由討論会 
ー電磁波、自然環境、法律問題、重金属汚染問題などを中心としてー

リニア問題を考える可児の会では、JR東海に対し、リニアによる可児市民への影響につい て、質問状を出し、文書で回答するように求めましたが、無視されました。

「説明会」と称する一方的なJRの主張には、地域住民は納得できません。! 

電磁波の人体に対する影響は! 景観を破壊し、静かな里山を振動や騒音で改変し、皐ヶ丘地区の直 近をトンネルで時速500キロという速度で走り抜け、地元には何 のメリットもない(久々利大萱地区の古窯群跡や景観、大森地区の農 業用ため池)!
地権者の法的対応は! 

東海環状線工事の際、黄鉄鉱を大量に含む地層(美濃帯)のトンネル残 土が汚染事件(新滝が洞池)を起こした! 

欅ヶ丘の稀少植物群生地の地下をリニアトンネルが走るが大丈夫か!


東濃地方には、ウラン鉱床が散在! 可児市と多治見市の境界は、華立断層(活断層)が存在するが、予想される南海、東 南海、東海三連動地震による地層の破断によるリニアトンネルの破壊は 大丈夫か!


日にち           2015年 月 15日(日)
 時間           午後2時~4時
場所            桜ヶ丘公民館 内容 参加者のリニアに対する問題意            識、質問、意見、各自が学ん だ知識など、結論を            出すのではなく、知識を出し合って、リ ニアの問            題を共有する場所としたいので、自由に発言して            く ださい。 発言者が、参加者に配りたい資料             は、各自プリントして準備 してください。

DVDの貸出 (無料) 前回可児の会の学習会(古賀哲夫さんと高木輝雄さんの話) を録画したDVDが3組ほどありますので、ご希望の方に貸し出します。



2015年2月9日月曜日

リニア 川崎市JRと残土問題で協定 (東濃リニア通信2015年2月9日より)

リニア残土問題で、川崎市はJRなりの調査ではなく、市が主導権を持つために川崎市の臨海部に運び込まれる場合の影響に付いて市が調べる協定をJRと結んだ(2015年1月23日東京新聞)

2015年2月7日土曜日

リニアを考える可児の会ニュースNo.30(2015年2月7日)より

リニアを考える可児の会学習会反訳(その1)
  
 可児市議会状況報告(伊藤健二可児市議)

リニアを考える可児の会が2014年12月6日に行ったリニア学習会での可児市議会報告(日本共産党伊藤健二市議)部分を反訳しましたので、掲載します。
当日の古賀哲夫元名古屋学院大学教授の講演(リニアの土地の法律問題)、高木輝雄弁護士(名古屋新幹線公害訴訟弁護団事務局長)の講演については、追って掲載します。


可児市議の伊藤健二です。
 今日は、私のほかに、小川富貴市議も参加しております。私と小川市議とは、リニア問題に関して市議会の中で協力して活動しております。市議会でのとりくみについて、簡単に報告をさせていただきます。
 3月議会でとりあげたのは、そえは市長が、陶磁器の問題では、文化財として貴重な位置づけをしている「美濃焼の聖地」という位置づけをしていて、是非守りたいと言って打ち上げた、大萱の地上走行じゃなくて、地下トンネルにしなさいと言う意見を可児市が固めて、県に要求してきたんですが、この声が県知事に届かない、簡単に言えば、3月25日に県知事の意見の中に盛り込まれませんでした。その結果可児市長の定例記者会見がリニア問題の緊急記者会見に変わってしまったということがあり、そこで記者から詰め寄られて、市長は、「今後は一切要求しない」といって白旗をあげてしまったわけですね、本人に言わせると、白旗じゃなくて、住民のためにそうしたんだといういいわけをしていましたけど、私は、真相が知りたくて、まあ、さまざまな圧力があったようですが、本人は口にしません。
 ともあれ今後要求しないという立場であると、そんなことじゃ困るじゃないか、住民も不安がっているし、いっぱい問題も出てきているし、これまでも東海自動車道路の問題で、水が酸性化して重金属が溶け出して、生活環境、水質の問題までも含めて、いろいろ問題があるぞと、こういう問題も含めてしっかり対応出来るのかと聞いたわけですが、いつまでも反対反対と言っているだけでは、住民のためにならないから私は方針を変えたんだと、
 しかしね、みなさんおかしいですよ、方針変えたと言っても、市長が一人でいくら可児市のトップだからといって、市議会にこれでいくぞといって呼びかけて、可児市の市議会も、住民からの請願を受けて、大萱の自治会長さんを始めとする久々利の自治連合会の会長さんの田口さんが請願人になって、可児市議会は地下化を目指して頑張ろうということで、リニアに賛成の方も反対の方も、賛成、反対を脇に置いても、どうせ走るなら、地上じゃなくて地下にすれば、まだ少しは被害が軽減出来るということで言ってきたわけですね。
 しかし、結局聞く耳を持たないJRは、まあ、初めから、地上化と、しかし、その理由については、はっきりしないと、新聞報道によれば、なんか車両火災が発生したときに、止めて逃がす場所がないか、ほとんどトンネルですので、大体1000メートルぐらいあるんですかね、16両編成でちょっと小振りの列車らしいですが、1キロ近くの長さになるようですので、それを全体を地上に、外気の中に晒し出すには、あそこが要るらしいですね、よくわかりません。なぜあそこに地上走行しなきゃいけないのかというのは、よくわかりません。
 なんか傾斜角度がすこしきつくなるから、地上走行ですんなり行かせるんだとかいろんなそれらしき言い分が説明してありましたけども、それについては明確になりませんでした。私、6月議会で、生活環境上の諸問題について、電磁波はじめ、微気圧波、振動、騒音、それから一日160本ですか、朝6時台から夜中の10時ぐらいまでやると一日に100何十本になりますね、上り下りで倍の320本ですので、結局大萱、ここ皐ヶ丘もそうですけど、5分に1本ぐらいの頻度で、列車が行き交うわけです。
 それは大変なことなんで、もしそのときの電磁波が長期間にわたって、その真上に住んでいる人たちが、あるいはその横で生活をする人たちが定期的に、くり返し繰り返し電磁波を受けたときにそれが身体にとってどういう影響を与えるか、日本で初めてやるというわけですから、私たちは実験材料ですかと、いうふうに当然思うわけです。そして、そして水の問題、そして掘れば出てくる土砂の問題、その中にウランがあったり黄鉄鉱を含む土質であることは、ほぼ間違いありませんから、そういう問題をどうするんだということを提起しました。
 9月議会では、小川さんが、どっちから掘って、その土砂をどっちから出すのと、どこの出口から出すんですかと言う問題を一つ一つ解明していって、結局、相当な量が、この大森の山岳部非常口を言われる、本道とは別に斜坑、斜めの道を造ってそこをダンプが上ってきて、どうも運び出すようですが、相当な交通量の問題が発生する、そういう工事の過程の問題、それから、工事ヤードの問題、仮建設広場の問題だとか、いろんな問題がまだまだあって、そういうのが何一つ分からないんだけど、国土交通大臣は、造ってよろしいという許可を、この10月に出してしまいました。
 で、こうなるとほんとに市長さん、対応してくれるんですかと、市民の声や願いを真正面から受け止めて対応してくれる態勢になっているんですかというんで、一昨日市議会で、その問題について、市の内部の庁舎内の体制を対策室という形できちっとするなりして、少なくとも専属の課長さんなり、こんどの機構改革で市長公室と言う名前の、部長級の人間を置いて、重要施策を処理して行く、推進を図って行くというそういう機構を作ると言うことであります。
 来年の4月からそういうふうにすると言うんですけど、冨田市政の4年間の間に、機構をいじくりまわしましてですね、企画部が大きくなったり小さくなったり、いろんなことをしましたが、今は企画経済部の中の総合政策課という課が、重要案件の取り扱いをするという名目でやっているんです。でもそれを横に広げてですね、環境課だとか道路関係だとかいろんな課を呼び集めて、総合政策課が中心になって状況把握をして推進してきたのが、この間です。今度来年からは建設部の土木課が担当すると、それは、用地の収用だとか、いろんなことがあるので、それがよりふさわしいだろうという話しなんですが、必要な対策室を作れという私の提案については、そこまではしません、各課でのサポート体制を強化して、住民の皆さんの声に応えていきますという返事でした。つまるところ市長さんにしてみれば、どうもリニア問題というのは、今後は、もう私にとってはお荷物、あまり精力かけてきっちり対応したというそんな感じではないというのが、私の印象です。多分小川市議も同じように感じられたと思います。

 それでは間に合いません。JRはこの前の11月28日の事業説明会でも、あきらかなように、自分の決めたとおりにしかやろうとしません。それ以外の情報も開示しません。ですから、可児市にいろんな情報を突きつけましたけども結局JRからは何も聞いておりませんので答えようがありませんと言って、市も逃げちゃうんですね、つまり、JRが何かやらない限りは進まない、待ちの姿勢、それではね、住民の命と健康を守れませんよと、そんなことでいいんですかと、市長さんが5割の投票率の中で、8割近くの人の支持を得て、再選されたと、市民の4割程度の支持があったということですが、残りの6割の人は、白紙委任はしてけっしてしてませんよ、支持している人も支持していない人もいますから、だからこそ市長としてのリーダーシップをとって、必要な体制をとってほしい、待ちじゃなくて積極的に、聞いてほしい、まあ水質については、協議をしてるらしいけど、一枚県がからんでいるらしいので、なかなか市の思いどおりには、進まないということらしいです。まだまだ課題はあるかと思いますが、鍵を握るのは、地域のみなさん、特にこうやって、集まっていただいて、さまざまなお立場から、意見をあげて頂ける方が声をあげて市に対して、もっと市は真摯に向かい合って住民の声を聞けと、そしてJRに対しては、住民の合意のないままに勝手に走るなと、きちっといわないといけないんじゃないかというふうに思ってます。世論をたかめるために議会で、小川さんとも一緒にがんばりたい、情報については絶対隠すな、可児市が隠したら私どもはお手上げです。情報隠しはしないと市も言っておりますから、きっちり守らせます。豊蔵資料館のところにJRは橋脚を3本立てると言っております。市道1025号線も、市の土木課が申請がきたらどうぞと言って無条件で、貸す危険があります。リニア推進派の市長、県も推進派、住民の意見をちゃんと聞き、市民の環境保全、市民の生活、市民の利益を守るのが市民の代表としての市長の責務であると思います。

2015年2月5日木曜日

岐阜県とJR リニア用地取得事務の委託協定の締結

2015年2月4日、岐阜県とJRは、リニアの用地取得業務の委託について、協定を結んだと発表しました。
一私企業との間に、県職員を使用する協定を結べるものかどうか問題があり、法律に違反すると考えられるリニア工事の認可自体も疑問のある一民間企業との間に知事が協定を結ぶことの当否が問われます。
以下に掲載します。

インターネットでの情報提供
提供予定日
2月5日
平成27年2月4日(水)県政記者クラブ配布資料
担当課
担当者
page1image11824 page1image12248
電話番号
公共交通課 リニア推進室
室長 森島 係長 柴田
page1image17200
内 線 2731,2733
直 通 058-272-8654
リニアミナモ ©岐阜県/JR東海協力


リニア中央新幹線の建設と地域振興に関する 基本合意について
このことについて、下記のとおり県と東海旅客鉄道株式会社(JR 東海)との間でリニア中央新幹線の建設と地域振興に関して基本合意 をしましたので、お知らせします。
また、併せてリニア中央新幹線に係る用地取得事務の委託に関する 協定を締結しましたのでお知らせします。
1期日
平成27年2月4日(水)

2場所
県庁

3 締結者
知事 

柘植康英 東海旅客鉄道株式会社代表取締役社長

4 基本合意の趣旨・目的
中央新幹線の建設の円滑な推進を図るとともに、その開業を見据 え、岐阜県リニア中央新幹線活用戦略の推進など、中央新幹線を活 用した地域づくりを着実に実施し、もって地域の振興に資するため、 岐阜県・JR東海が相互に連携・協力して行う基本事項について合 意しました。
5 基本合意書及び用地取得事務の委託に関する協定(概要)
別添のとおり

中央新幹線(品川・名古屋間)の建設と地域振興に関する基本合意書

岐阜県及び東海旅客鉄道株式会社は、中央新幹線(駅、路線、総合車両基地)の建設の 円滑な推進を図るとともに、その開業を見据え、「岐阜県リニア中央新幹線活用戦略」の推進 など、中央新幹線を活用した地域づくりを着実に実施し、もって地域の振興に資するため、 下記の事項についてそれぞれの役割分担のもと相互に連携・協力して誠実に取り組むもの とする。
 1 中央新幹線の建設に係る岐阜県内の用地取得
2 「岐阜県の東の新しい玄関口」となる岐阜県駅における高架下空間の有効活用を含む 駅周辺のまちづくり
3 中央新幹線との結節性強化に向けた交通利便性の向上
4 中央新幹線の建設を契機とする岐阜県内の観光及び産業の振興 5 中央新幹線の建設に係る発生土の公共事業等での活用


上記の内容の詳細は別途協議するものとする。

この合意の証として本書2通を作成し、岐阜県及び東海旅客鉄道株式会社は記名押印の上、 各自その1通を保有する。
平成27年2月4日
岐阜県
代表者 岐阜県知事 古田 肇 印

東海旅客鉄道株式会社
代表取締役社長 柘植 康英 印



「中央新幹線に係る用地取得事務の委託に関する協定」の締結について

○概要 ・リニア中央新幹線については、建設主体であるJR東海から沿線自治体に
対し用地取得の協力の依頼がされており、岐阜県はこれを受けて、県内の 用地取得等事務の一部をJR東海から受託することとし、協定を締結した。

○用地取得等が必要な権利者数
・権利者数:約1,000人

○事務の範囲、役割分担等
実施主体
page3image4688
主な事務の内容
岐阜県

年度別の用地取得計画の作成、標準地の鑑定、土地代金算定、 用地協議、物件・補償調査・補償金の算定、契約書の作成、 土地代金・補償費の支払いに係る書類の調製

JR東海


用地取得全体計画の作成、用地説明会、用地測量、土地代金・ 補償金の決定、法令に基づく諸届、税務協議、契約、登記、 土地代金・補償金の支払いに係る事務

○用地取得等事務に係る費用負担
・岐阜県が用地取得等事務の実施に要する費用は、JR東海が負担。 委託料概算額:11.7億円(税抜)
・委託料には、用地取得等事務に係る職員の人件費のほか、旅費及び印刷製 本費等の事務費用や不動産鑑定等の調査に要する費用などが含まれる。
○協定期間
・協定締結の日(平成27年2月4日)から平成34年3月31日まで 

2015年2月3日火曜日

可児市の貴重植物(ミカワバイケイソウ、シデコブシ、ササユリ、ヒカゲツツジ、カタクリの群生、ギフチョウなど)に関する市議会での小川市議の質問と回答

2014年6月10日第2回定例会での小川富貴市議の可児市の稀少植物の保全に関する質問と、市側(教育委員会事務局長 高木美和)の回答

2014年6月10日第2回定例会

  140 ◯17番(小川富貴君)
貴重植物(ミカワバイケイソウ、シデコブシ、ショウジョウバカマ、ハルリンドウ、ササユリ、ヒカゲツツジ、カタクリの群生、ギフチョウに関する質問

◯17番(小川富貴君) 17番議員、みどりの風、小川富貴でございます。よろしくお願いいたします。
 本日は2項目、ともに可児市の本当にすばらしい地域資源、1点目はその保全、そして2点目はその活用というところで、2項目の質問をさせていただき、執行部の方と議論をさせていただきたいというふうに思っております。
 先ほど来、Kルートの話が出ております。私は、KYルートを毎日散歩しています。KYルートと申しますと可児の山(KYルート)でございます。可児の山から私のルートをぽっと出たところが奥磯林道でございます。今、その奥磯林道で直径20センチメートルもあるような大きなレンズをつけたカメラを持った人たちが、多いときには10人ぐらい1カ所に集まって、その瞬間を狙っていらっしゃる方たちがお見えになります。常にこのごろはいらっしゃいます。非常に貴重な珍しい鳥がそこで営巣しているということで、一瞬のシャッターチャンスを狙っていらっしゃるようでございます。
 今回、私が質問に出します場所も、その時期になりますと何人ものカメラを携えた方が、日がな、多分一日中いらっしゃる方もお見えになると思います。その瞬間を何とか捉えようとする人たちがお見えになります。
 それはさておいて、最初に戻りまして、今非常に珍しいと言われる鳥を見ている人たちと挨拶を交わして、私は浅間山のほうを通って、また散歩を進めるわけですけれど、以前この道、私はもう二、三十年前からこの道をずうっと通っているんですけど、ほとんど人に会うことはありませんでした。もし、たまに人に会うというなら、たもを持った人でした。この地域もやはり、その時期になりますとギフチョウが舞います。多分そういったものをとっていらっしゃるんだろうというふうに思いましたけれど、ところが、今はアフターリタイアメントの人々が本当に多く、浅間山のあの付近を歩いていらっしゃいますので、今はたもを持ったような人に出会うことはほとんどなくなりました。これは本当にうれしいことです。衆人環視ということが、大切なものを守るときに本当に必要なことなんだなということを実感するところでございます。
 そういうところで、最初の質問に入らせていただきます。
 次世代に残す可児の自然というタイトルをつけました。趣旨を読ませていただきます。
 可児市東部の湿地には、市指定のミカワバイケイソウ、シデコブシを初め、ショウジョウバカマ、ハルリンドウ、ササユリ、それにヒカゲツツジ、そしてカタクリの群生を見ることができるわけです。また、このカタクリの群生が一斉に花をつけますときには、ギフチョウがこの上を舞っています。非常に貴重な自然、これらの自然を次世代に残すための施策を問わせていただきます。
 まず、最初に御紹介したいところでございます。もうそんなことは、みんな知っているというふうにおっしゃると思いますけれど、確認のために御紹介させていただきます。今申し上げましたミカワバイケイソウ、これは文化財課が出してくださっている本でございます。この中にミカワバイケイソウ、このように書かれています。
 地質代の氷河期に寒冷地から移動して生育していたが、現在のように暖かくなってきて、動物のように寒いところへ戻ることができず、その地に適応場所を見つけ、今日まで生きてきた、いわば氷河時代の生き残りともいうべき貴重な植物であると記入してくださっています。これは、ちなみに市の指定の天然記念物にしてくださっています。
 そして、シデコブシでございます。中生代の終わりごろあらわれたグループで、最も原始的な花のつくりをしている。約500万年から300万年前の地層から化石となって発見されているため、生きている化石、自然の歴史の証人でもあるというふうに書かれています。200万年前にミッシングリングを抜けて人間ができたと言われます。その2倍以上も前からこの地に生き続けている歴史の証人というふうなシデコブシがございます。
 そういった貴重な可児市の自然を守るために、可児市では条例を制定してくださっています。4条の中には、そういったものを総合的、計画的に保全するための施策を実施する責務がある、ないしは積極的に取り組まなければならないということを条例でうたってくださっています。また、そういったものの確保に関する条例にも、こういったものが書き込まれています。そして、この条例の意思を生かした形で、可児市環境基本計画というものを可児市は出してくださっています。その中の1番目に、「可児市の身近な自然を次世代まで残します」、これ、きのういただいたんですけど、全く私が今回通告したタイトルと同じようなデクレアになりました。本当にすばらしい文言がうたわれています。少々中身を紹介させていただきます。
 本市の自然環境の特徴として、里地里山と言われる昔から人の手が加えられ、維持されてきた二次的な自然が身近にあります。この里地里山や河川、ため池などは、生物の重要な生息・生育空間ともなっており、天然記念物などに指定される貴重で特徴的な動植物も多数生息・生育しています。少し飛びます。貴重な動植物の保護・保全活動も積極的に行われていますが、民有地内に育成地がある場合が多く、山林所有者との調整等が必要となっていますということが書かれています。こういった現況を把握した上で、課題が4つほど上げられていますが、今回私の質問に関連するところの3つを御紹介させていただきます。
 貴重な動植物の生育・生息地の保護、保全や、本市の生物多様性の保全を図る必要があります。
 2番目です。可児の自然をあらわす特徴的な環境である里地里山については、持続可能なライフスタイルの一端を担うだけでなく、生物多様性の面からも貴重な地域資源として、里地里山の保全を図っていく必要があります。
 3番目です。無秩序な開発の抑制による自然環境を考慮した土地利用の推進を図っていく必要があります。こう書いてくださっています。
 そして、守るべき対象、これを重要な地域資源として6つ上げてくださっています。鳩吹山、木曽川、可児川、そしてあと3つ、これは具体的な植物の固有名詞が書かれています。カタクリの群生、ミカワバイケイソウ、そしてシデコブシです。今回、私が上げる全ての植物がこの中に含まれているということを、まず冒頭に御紹介申し上げました。
 そこで、質問でございます。
 お手元に、議員の方、執行部の方に資料をお配りしています。最初が地図になっています。地図と写真、それで地図の裏面は質問2に使うものでございますので、最初はこの地図と赤土が出た写真をごらんいただきたいというふうに思います。
 質問です。ミカワバイケイソウ群生地の上流域近くが、現在開発されています。
 ちょっと質問を途中でとめます。
 これが今開発中、お写真でごらんいただけるところのものであるというふうに思います。これが開発で、山を掘った後で赤土になっていますけど、その奥の緑のところ、これが今申し上げましたミカワバイケイソウ、ショウジョウバカマ、シデコブシ、カタクリ、こういったものが繁茂している貴重な里山でございます。そして、この緑の山の向こう側が柿下地域になります。
 それをわかりやすく地図でごらんいただこうというふうに思います。
 この赤で囲った部分が、今赤土が出ていた開発地域です。そして、太い黒い線があると思います。これが皐ケ丘9丁目と桂ケ丘を結ぶ赤道、この山全体の分水嶺になっています。一番高いところで、この分水嶺からこちら側、広い側は、水が柿下側に流れ、この分水嶺から、こちらは大森のほうに水が流れる地形になっています。
 そして、オレンジ色で示したものが、ミカワバイケイソウの生育地です。ほとんどのミカワバイケイソウ、およそ9割がこちら側に集中しています。そして、1割がこちらにあるという、数的にはおおよそそういう数、ことしの数えていただいたものの総合をしても、大体そんなものではなかろうかと思っています。
 それで緑色で示した場所、ここがカタクリ、少し下流にミカワバイケイソウがありますけれど、その100メートルも離れていないと思いますけれども、カタクリが群生し、シデコブシが咲き、ギフチョウが舞う森です。この一帯、ヒメカンアオイですとかカンアオイがありますので、この一帯にギフチョウが舞います。
 それで見ていただきたいのは、この黒い線の上に細い黒い線が載せてあります。開発区域、今赤い囲いがしてありますけれども、この開発業者の方がこの土地も一緒に取得をされましたので、この開発がもしこちらに進むようなことがあれば、ごらんになっておわかりいただけると思います。ミカワバイケイソウ、これ一の沢、千四百何本、一番ミカワバイケイソウが今生えている場所ですけれど、その水源地は実にこの分水嶺、この赤道のすぐ下が谷のようになっていて、ここで水を集めて、その水が今ミカワバイケイソウを養っています。二の沢、カタクリが咲いているところも同様です。この稜線のすぐ下がおわんのように沢になっていまして、その沢から流れ出る水が集まって、ここのミカワバイケイソウの生育を助けているわけでございます。もし、この開発がこちらに進んでくるというようなことがあれば、確実にこの水源を断つということは、この図を見ていただければおわかりになるところではなかろうかと思います。非常にこれに私は心を痛めているところでございます。私だけではなく、これを見た方が、やはり皆さん心配していらっしゃるところです。
 そして、今回この質問をするために、確認のためにリニア新幹線の進路図をいただきに参りました。この点々で示してあるのが、リニア新幹線の進路図です。この二の沢の一番の水源地のところをまさしく通過しているようでございます。これも今回やることを決めて、それでその後に地図をもらいに行って、載せてみて、ああこういうことだったんだということに、初めて私自身は気づいたところですが、多分もう執行部の方はこういったことを把握されて、何らかの手だてを打ってくださっているもんだというふうに思います。ミカワバイケイソウは、市の天然記念物に指定されているものでございます。
 ここで、質問を続けさせていただきます。今後のミカワバイケイソウの保護をどのように進められるのかをお伺いいたします。
 2点目の質問でございます。
 ミカワバイケイソウ群生地近くにある、今も地図で御紹介いたしましたカタクリの群生場所には、頭上にシデコブシが広がり、カタクリの花が一面に咲くころには、カンアオイから育ったギフチョウが舞う、本当に美しい姿を見ることができます。ところが、ことしはそれらの場所を倒木が覆い、保全が危惧されているところでございます。
 お配りした資料の地図の裏をごらんください。
 現況がこういった状況でございます。こういった状況で倒木が覆っています。それだけではなく、低木というのか、土の上にいろんな低木が生え始めているような状況でございます。これも違った角度から見たものですけれども、全体をこういう形で、ミカワバイケイソウの二の沢の上流ですけれども、こういった形になっています。本来なら、カタクリが繁茂する場所ですから、これは議会だよりの表紙を飾ったカタクリでございますけれども、本来ならこんな形が一番ふさわしいいい形なわけです。そして、こんなふうになる前は、こういうカタクリの上にギフチョウが舞う姿が見られる場所でございます。それが今こういう状況がなっているのが実態でございます。
 ギフチョウが絶えていくということが言われています。今ギフチョウは春の女神、あるいは自然保護キャンペーンのモデルのような形で、各地でいろんな自然保護の取り組みのキャンペーンとして使われておりますけれども、このギフチョウが減っていく大きな理由が2つございます。いわゆる森の地面が荒れるということ、そうするとカンアオイ、卵はカンアオイの裏に産みつけられますから、それでカンアオイを食べて幼虫が成長します。成虫になった後は、このカタクリの蜜を吸って生きていきます。ですから、こういう状況であっては、カンアオイが育つことも、蜜を吸うカタクリが生えることも非常に難しい状況になっているというふうに皆さん心配しておみえになります。
 私はここへ毎年行っています。いろんな観光地も行ったつもりでございます、それは世界も含めて。でも、この場所というのは、どんな観光地にも引けをとらない非常に重層的な価値の高い本物の存在する、非常に大切な場所であるというふうに私は思っています。小・中学校で挨拶をさせていただく機会が議員ですからございます。そんな折、子供たちに対して、こういったすばらしい自然があなたたちのすぐ近くに息づいている、そういったところで皆さんは育っていますというようなことをお話をさせていただくことがございます。
 質問の続きを読ませていただきます。
 持続可能な保全を目指して、有用な地域資源として何とか生かしていくことができないのかをお尋ねさせていただきます。
142 ◯教育委員会事務局長(高木美和君)
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)


◯教育委員会事務局長(高木美和君) それでは、1番目のミカワバイケイソウ群生地の保護を今後どのように進めていくかについて、まずお答えしたいと思います。
 市は、平成7年に市内柿下地内のミカワバイケイソウ自生地1カ所、1万782平米を地権者に御理解をいただき、天然記念物に指定しております。これは、ミカワバイケイソウが東海地方の固有種であり、市内では最も自生する数が多い場所という理由によります。市はこの自生地を保護するために、次のような対策を行ってきました。
 1つ目は、採取禁止の注意看板の設置です。
 2つ目は、5月の開花時期などにパトロールを兼ねて状況調査を行っていること。この際には、文化財審議会委員等の有識者も同行していただいております。このときには、アドバイス等をいただいております。
 3つ目は、指定地や周囲の状況変化に係る情報への対応です。水流に支障のあるものの除去などを行っています。
 また、この自生地は天然記念物指定地ですので、当然のことながら、現況変更の行為は制限しております。
 このような中、この自生地における生育状況は良好に保たれ、ことし5月7日の調査におきましても、1,431本の生育を確認し、そのうち86本が開花しました。ここ数年を見ましても生育本数に問題はございません。今後とも専門家の意見をお聞きしながら、極力現状の生育環境を保ちつつ、有効な保護策を行ってまいります。
 また、議員御指摘の上流域近くの開発区域についてですが、この流下経路は、ミカワバイケイソウ自生地の沢とは、尾根を挟んで西側の谷へ向かうものであり、開発による自生地の影響はほとんどないと考えております。この自生地や他の湿地の保全については、開発に先立って、教育委員会や環境課から湿地や希少種の保護、保全をとるよう意見を出し、事業者の取り組みを促しております。今後も文化財指定地や希少種の自生に影響を及ぼす可能性のある開発等については、事前協議の中で指導してまいります。
 2つ目の、ミカワバイケイソウ群生地の近くにあるカタクリやシデコブシの群生地の保全や、地域資源として生かすことについてにお答えします。
 議員御指摘の場所は、ミカワバイケイソウ自生地の東側に位置する、通称神田洞奥ため池のある谷のことと理解いたします。この谷には、カタクリやシデコブシなどの希少種が自生していることは、研究者や環境課との調査で承知しておりますが、現時点では、開発の計画はなく、大きな生息環境の変化もないと思っております。希少種の自生に影響を及ぼす可能性のある開発等については、可児市市民参画と協働のまちづくり条例に基づき、事前協議の中で指導してまいります。議員が言われる持続可能な保全を目指すには、環境を大きく変えないことが前提であり、余り人が立ち入っていない場所においては、調査等による最小限の立ち入りにとどめることも大切だと考えております。
 また、有用な地域資源として生かすことについては、この持続可能な保全が可能であることを前提とする必要があると考えます。一般に公開されている湿地などは、人が近寄りやすく、もともと開けている場所が多いと思います。しかし、この場所については、人が近寄りやすい場所には思えません。また、この一帯は全てが民有地であることも注意が必要でございます。現状では、地域資源として生かすことよりも、保全を優先して考えていきたいと思っております。以上でございます。
                 〔17番議員挙手〕