2020年2月14日金曜日

川村さんの講演(リニア可児の会学習会2020年2月9日桜ヶ丘地区センター)の記事が中日新聞加茂版に掲載された。

2019年10月29日火曜日

2019年10月8日火曜日

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JR東海、リニア残土􏰀恒久処分を打診 土壌汚染􏰀恐れ
編集委員・伊藤智章 2019年10月7日08時00分
リニア中央新幹線􏰀トンネル􏰀出口予定地付近。道路右手􏰀森􏰀奥にある元ゴルフ場予定地や町有地が、 JR東海が打診する残土処分場候補地になっている=岐阜県御嵩町美佐野
JR東海岐阜県御嵩町に対し、リニア 中央新幹線建設に伴う残土􏰀同町内 で􏰀恒久処分を打診していることがわ かった。残土に􏰁重金属が含まれて土 壌を汚染する恐れがあり、JR􏰁環境基 準を超える残土を処分する土地を購入 して管理する方針だ。だが同町􏰁産業 廃棄物処分場計画が大きな問題にな った歴史があり、地元で􏰁反発や慎重 な対応を求める声が出ている。
御嵩町など岐阜県􏰀東部に􏰁、自然 由 来 􏰀カドミウムやヒ素 など􏰀重 金 属が含 まれる地 質 帯 があり、トンネル工 事で掘り出した場合、汚染対策が必要 な「要対策土」となる。
JR東 海 􏰁これまで、リニア建 設 工 事 をする岐阜県􏰀要対策土􏰀処分地について、同県中津川市瑞浪市􏰀各1カ所に期間限定􏰀「仮置き場」を設置している。御嵩町で 􏰀恒久処分が決まれ􏰂、同県で初めてとなる。
JR東海􏰁8月末、御嵩町と町議会に「取扱注意」と書かれた22ページ􏰀文書を提出した。 同町美佐野􏰀トンネルから出る約90万立方メートル􏰀残土􏰀うち、約40万立方メートルを近く 􏰀元ゴルフ場予定地など約6ヘクタールに、残り􏰀50万立方メートルを隣接する町有地7ヘクタ ールに埋める案が示されている。さらに、トンネル􏰀出口付近で残土から溶出する重金属量など を調べ、基準値を超える要対策土􏰁町有地に持ち込むとする。要対策土を持ち込んだ土地􏰀 み、JRが購入し、遮水型􏰀置き場とし、地下水􏰀検査もして、「将来にわたり責任をもって管理 させて頂 く」――などと書 かれている。
JR東海が2017年6月に地元に説明した案に􏰁、元ゴルフ場予定地付近􏰀みが挙げられて いた。こ􏰀案に􏰁要対策土􏰀言及がなく、地元で􏰁該当する地域に生息する希少鳥類や植物 􏰀保 護 が問 題 になっただけだった。埋 め立 て後 に􏰁JRに水 道 などを整 備 してもらい、工 業 団 地 にする構想も出た。だがそ􏰀後、地権者􏰀一部が反対したため、元ゴルフ場予定地付近を縮小 し、町 有 地 を含 めることにした。
要対策土􏰀恒久処分案について、JR東海広報􏰁「町と協議していること􏰁事実だが、詳細􏰁 控 えたい」、御 嵩 町 も「JRから提 案 があったが、まだ何 も決 まっていない」としている。
御嵩町で􏰁1997年、木曽川に隣接する産業廃棄物処分場計画􏰀賛否を問う全国で初めて 􏰀住民投票があり、反対が多数を占めた。JRが打診した恒久処分場􏰁遮水シートなどで外へ汚染水が出ないようにする計画と􏰁いえ、近くに設ける調整池から流れ出た水􏰁、可児川を経 て木曽川に注ぐ。町議􏰀中で􏰁「処分場にノーといった町が受け入れていい􏰀か」「町民に広く 知らせて判断するべきだ」など􏰀意見が出ている。(編集委員・伊藤智章)
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JR設営会「リニアトンネル残土処分場を御嵩に」について

J R説明会「リニアトンネル残土処分場を御嵩に」について (Oさんから)


昨日の朝日新聞をご覧になりましたか?
いよいよ、事前調査の意味が出てくるような状況になってきました。

御嵩町では、町長と町議を対象にしたJRの説明会があったようです。
その資料をざっと見た感想を以下に記します。
これまでの春日井市での対応と同じで、JRの説明や回答は、
「適切の措置します」[有識者を集めて検討します]などと書かれているだけで、
その中身の説明がほとんどないという特徴があります。
少なくとも町長や町議への説明会なのですから、通り一遍の説明だけでなく、
その根拠となる試験方法の説明資料なども付けるべきでしょう。
<とりあえず気が付いたこと>
1)    すぐ隣の久々利地区で発生した東海環状自動車道掘削残土による水質汚染事件を参考にすべきですが、
全く触れられていません。まさにおなじ美濃帯の岩盤を掘るわけですから、必ず同じことが起きます。
事件発生後14年を経過して、まだ汚染水の発生は止まっていません。
2)    すでに瑞浪の工区では、酸性水とカドミウムではなく、ヒ素とフッ素の基準超過をまねく残土も出ています。
久々利に投入された残土には、この種類の酸性ではなくむしろアルカリ性の浸出水が発生する岩石も含まれています。
よって、こちらの対策も必要です。また、瑞浪の超深地層研究所の立坑では、ホウ素の環境基準超過地下水も湧いてきて、
高価な水処理をしています。
3)    水質汚染をするような残土については、町有地をJRが買い取って、しかるべき処分場を造るとしていますが、
その詳細が不明です。有害産廃を処分する遮断型処分場を造るとは思えないのですが・・・おそらくは管理型処分場ではないでしょうか。
とすれば、過去に各地で遮水シートの漏れが事件を起こしています。雨水や地下水の侵入に対して、具体的にどんな対策を施すつもりでしょうか。
4)    残土の有害性チェックの回数が11回では少なすぎます。ダンプ1台当たり1回の簡易テストが必要です。
それをやるための現地試験室とスタッフの常駐が必要です。(1日掘削量が1000立米だとして、
ダンプ110立米とすれば100台分。毎日百回の簡易テストが必要ではないかと思います。
5)    美佐野湿地のハナノキなど貴重な植物群、生態系の保全に関する説明が欠けています。
(合計13haでは、環境アセスの対象にはならないのですが・・・第2種の廃棄物処分場で25ha、埋め立てで40ha
6)    「対策土」などという狡猾なというかセコイ表現はやめるべきで、汚染土ないしは酸性水・重金属汚染可能性残土とでも呼ぶべきです。
町民勉強会を早急に開催して、まずは、久々利の事例に学ぶ必要があります
久々利事件の前には、犬山のカドミウム汚染米事件もあります。

2019年9月21日土曜日

リニア新幹線は、何をもたらすのか

   【過疎過密に拍車がかかり、環境が破壊されて誰が得をするの
   か】

講師 大沼 淳一氏(元愛知県環境調査センター主任研究員、 原子力市民委員会委員)

日 時 10月27日(日) 午後1時00分~3時30分会 場  桜ヶ丘地区センター 2階会議室2-1

 可児市内でリニア新幹線工事が進むにつれて、当地方の地層、美濃帯の黄鉄鉱、日本一と言われるウラン鉱床の鉱石が含まれると疑われる工事残土、残土仮置き場排水及びトンネル工事中、工事後の湧水による河川、農業溜池の水質汚染の懸念があり、リニアを考える可児の会では、市内の環境保全に資する地点の水質調査をし、工事開始前後で、環境にどのような変化が生じたかの基準とするため、大沼さん等専門家の指導のもと、水質検査を行ってきました。工事前水質調査結果を大沼さんから説明をしていただきます。

可児市議会報告  伊藤健二(日本共産党可児市議)
 
 JRリニア新幹線の計画変更、工事状況及び可児市議会、市行政の動きについて報告していただきます。

主催 リニアを考える可児の会

          連絡先 桑山 電話0574-63-3967