2015年1月7日水曜日

リニア桜ヶ丘説明会反訳(4)

リニア桜ヶ丘説明会反訳(4)

質問
 
 桜ヶ丘の◯◯と申します。用地の取得についてお訊ねします。
 公共用地取得は、私法上の契約だという考え方は、長年に亘り学界でも定着しています。用地の取得は、本来、JRさんと地権者との間で決める問題です。しかるにJRさんは、リニアの用地取得について、その業務の一部を地方自治体に委託するようです。それで、お訊ねします。
第一点  この業務委託は事実行為の委託ですか、あるいは、法律行為の委託ですか、お願いいたします。
第二点  全幹法13条4項は、この規制は、努力規定なんですか義務規定なんですか、お訊ねします。
第三点  可児市長さん、および可児市議会は、先にJRさんに対して、大萱地区の地下化の趣意書を出しています。議会が地下化の決議を取り消さない限り、この決議は市長さん及び職員の方を拘束すると思います。議会の決議は、可児市住民の意思の集約です。最大限に尊重すべきです。
JRさんの業務委託が可児市の議会決議の排除なのですか。それほど拘束力が強いとは思いませんが、お訊ねいたします。以上三点について、ご回答をお願い致します。

回答

 それではただいまのご質問につきましてご回答いたします。
 まず、用地取得について、市に対して委託をしているのかということについての内容は、まだ、現在委託の協定締結には至っておりませんけれどもわれわれとしては、さきほど言われました全幹法の第13条4項に基づいてですね、用地の委託業務というのを自治体さんのほうにお願いしたいというふうに思っています。ですので、実際の地権者への補償説明とか、そういった実施作業というんですかね、というのは、自治体のほうを中心に行っていただきたいというふうに考えております。
 先ほど、質問者の方から、事実行為なのか法律行為なのかという 努力なのか義務なのか 
そこの点については この場で私できません、そういう能力を私持っておりませんが、こういう用地の事務委託をしたいということで岐阜県さんが当方と協定を結ぶべく討議をさせていただいているということは事実でございます。こちらについては、地元のことは地元の自治体さんが一番よくご存知だということ、それから当社そういった能力が十分にないということから自治体のほうに用地取得の事務委託というものをしたいといことで、現在協議のほうを進めさしていただいているということに尽きます。
 それから先ほど大萱の関係というのは、ちょっとご質問の趣旨が分かりかねたんですが、三つ目の質問ですね、これは用地取得と何か関係があるんでしょうか、逆にちょっと教えていただきたいんですが。
 ◯◯さんが質問者の代弁
 あのね、私がちょっと代弁しますが、可児市議会が決議したわけです。地下化が無視されたまま進められておるということで、可児市議会の解除がないのに市は進められるわけがないということです。

回答の続き

 あの弊社はですね、全幹法に則って、まあ、進めているという話しをさせていただいていまして、それで、建設の指示を受けて環境影響評価を行っていると、あの、可児市の議会でそのような意見が出て来たのは、25年の冬頃だと思います。その可児市の意見をふまえて、最終的に県知事意見でまとめております。で、県知事意見をふまえて最終的に環境影響評価をまとめたのが評価書、4月23日ですね、それをまた、国の国交大臣にもそれを認めていただいたのが、8月26日、それをふまえて、10月の17日に工事許可の申請許可を受けたということでございますから、市議会の意見、それをふまえた県知事意見をふまえ、国も認めたというところですので、今般のこの事業については、そういう、あの、地元の意見を無視しているということではなくてですね、そういう意見もふまえて最終的に工事認可を受けたというふうにこちらのほうは考えております。

補足をさせていただきますと、そういうご意見をいただきました。で、私どものほうでもいろいろ検討いたしまして、直接的に史跡に該当するところはですね、当たらないようにルートのほうも選定いたしましたし、今後、橋脚とかそういう掘ったりする、そういう工事のないように計画をしていくと、ただ、あの一帯の全体を避けるということは、先ほど別の方の回答でもさせていただきましたけれどもルートというものは、いろんな要素が複雑にからみあってあのルートになっておりますので、あそこそのものは通さしていただきますけれども、直接的な遺跡ですとかそういったものを避ける形でルートのほうも引かせていただいております。そういったご意見もふまえつつも最終的には、あのルートを決めさせていただいた、まあ、その手続きについては、今、鈴木がご説明をしたとおりでございます。あの、けっして無視してやっているということではございません。

質問

 難しい質問ではございませんけれども、大森新田の交差点の南側から残土を出すということですよね、そのときに、トラック、ダンプカーですよね、当然出ます。その場合一般の市道とか、県道とかそういうところを活用されるのかということと、もうひとつ、私が、もう15~16年前ですかね、山口県の小野田のほうへ行った時に、小野田セメントが専用道路を作ってるんですわ、一般道路では、ダンプがもう石灰を運ぶ時にものすごく、落としたりなんかするということでね、そういう代替の専用道路を作られる予定はあるかと、それもちょっとお願いしたいんです。特に、大森新田のあの辺は、今、一番交通量が可児市の中でも多いところで、今、問題になっている交差点でございます。そういうことで、代替の専用道路を、久々利か、あの辺からもつなげて、どこへ出るかというのをちょっとお考え願いたいと思っております。

回答

 「あらまし」をみていただくと、こういった形でルートがございました。大森新田はここでございます。この県道の大森新田交差点から特に朝晩の通勤、通学の時間帯で、非常に激しい渋滞が起きている。これは、この地区でも同じようなお話を伺っております。したがいまして、そういった状況をふまえて今後どうするかということですが、基本的には、現在ある県道、市道、国道、こちらを通さしていただきたいという風に考えております。したがいまして小野田セメントのことは私承知しておりませんけれど専用道路をつくるという計画はしておりません。

基本、公道を使わせていただきたいと考えております。しかしながら、そういったかなりの台数が出てまいりますので、そこを使わせていただく以上は、みなさまに、まったく迷惑がかからないということにはなりませんけれども、なるべく小さくなるように計画を、今後していきたいと思っております。まあ、たとえばということでございますけれども、まだ、発生土を持って行くところが決まっておりませんので、どこを通るというはっきりしたことは、この場では、申し上げられませんけれども、新田の交差点の2~300メートル南のほうに発生土を出す場所ができるわけですけれども、たとえば、新田の交差点は極力通らないようにするようなルートを考えですとか、たとえば特に朝のたとえば7時から9時が非常に渋滞が激しいというようなことで、私の方でも調べますし、地域のみなさまからもお話を伺った上で、その時間帯は避ける、ダンプによる発生土の搬出をストップさせるとかですね、そういったルートの問題、それから運び出す時間の問題、こういったもので、ある程度程度工夫できるだろう、かなりのものは工夫できる余地はあるだろうと思っております。そういったものを、こういった説明会で、お示しして工事のほうを進めさせて頂きたいと思っております。
とうことで、現時点で、そういった専用道路ですとか、こういったものを作る計画はないということでございます。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿