リニア新幹線建設は、国民が必要とせず自然環境を破壊するとして沿線7都県の住民5048人が12月16日、国土交通大臣の建設認可取り消しを求め、行政不服審査法に基づく異議申立書を提出しました。異議申立の理由書については、東濃リニア通信の2014年11月13日のブログに全文が紹介されています。
リニア建設は環境破壊と訴え 5千人、認可取り消し求める
2014年12月16日 東京新聞
リニア中央新幹線の着工認可の取り消しを求める異議申し立て書を国交省担当者に提出する沿線住民(左端)=16日午後、参院議員会館
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リニア中央新幹線の建設は自然環境を破壊するとして、沿線住民ら約5千人が16日、行政不服審査法に基づき、国土交通省に着工認可の取り消しを求める異議申し立てをした。リニアは東京・品川―名古屋の2027年開業を目指し、JR東海が17日に着工する。
異議を申し立てたのは、沿線7都県を中心とする全国の住民。南アルプスを貫くトンネルの建設で「自然環境が回復不可能なダメージを受け、静かな環境に暮らす沿線住民の生活に大きな影響を与える」と指摘。工事残土の処理方法が不明なほか、膨大な電力を消費し、運行の安全性にも疑問があると訴えた。
リニア反対団体、国交省に異議申立書 5千人分を提出
2014年12月16日朝日新聞
2027年に東京・品川―名古屋間で開業予定の
JR東海の
リニア中央新幹線について、建設に反対する市民団体が16日、
国土交通省に建設認可の取り消しを求める異議申立書を出した。国交省の対応を見て、認可取り消しを求める
行政訴訟も検討するという。
沿線7都県の住民らでつくる「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」が、行政不服審査法に基づき、5048人分を提出した。
東海道新幹線の3倍とされるリニアの
消費電力を「国民が
節電に努力しているのに浪費は許されない」と批判。
南アルプスを貫く長大トンネルでは
自然破壊が避けられず、工事で出た残土の処分やトンネル内の事故への不安は大きいと指摘した。
記者会見した川村晃生(てるお)共同代表(68)は「ずさんな
環境アセスメントのまま着工されては困る。国は環境被害が出る前に認可取り消しを」と訴えた。受理した国交省は「これから申請者の資格や内容を審査する」と話した。
JR東海は、ターミナル駅の品川と名古屋で17日に着工する予定。
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