「JR馬喰町駅で路盤浸水・運休」 「シールド工法だから地下水は洩れない?」 (坂巻さん)
おはようございます。
「リニアを問う 愛知市民ネット」事務局に届いた、メールを紹介させていただきます。
事務局員には、このメールの差出人「坂巻幸雄様」のご了解を得ていただきました。但し、これはあくまでメモであり、訂正の必要があるかもしれないことをご承知置き下さい。
「日本科学者会議リニア研究委員会のメンバー(地質学の専門家)から送っていただいた貴重な情報(メモ)を転送します。JR東海の説明に惑わされないように、もっともっと事実を知り、かつ理解者を増やしていく努力が必要だと改めて思わされます。」
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差出人: 坂巻幸雄
日時: 2016年2月9日 21:46:04JST
件名: Fw: リニア・メモ(2) 2/8JR馬喰町駅で路盤浸水・運休
JSAリニア研究委の皆様
NHK-TV他によると、昨8日17時頃、JR総武快速線馬喰町(ばくろちょう)駅から「トンネル内の湧水が増加して路盤が浸水している」との通報があり、18時過ぎから列車の運行を止めて排水作業を進めた結果、19時15分に運転再開にこぎ着けたとのことでした。
湧水点はホームに沿った上り線海側側壁で、私のTV画像からの目測によれば、約400立/分程度の湧水量だったと見込まれます。
総武快速線は1972/07/15に開業、馬喰町駅は地下5階相当の、-27.14mに建設されました。単線型シールドトンネルを2本平行して掘り、次いで中央の隔壁部分を切り拡げてホームを設けた構造です。
この駅の漏水がひどいことは先の例会でも報告しましたが、今回の例を見ただけても、「シールド工法だから地下水は洩れない」とするJR東海の決めつけが、どんなに根拠の薄いものなのか、良く判ります。
JR東日本では今回の事故の誘因として、近隣のビル工事を考えている模様ですが、そもそも東京下町の地下水位が大幅に下がっていた建設当時とは違って、今や東京地下駅の「浮き上がり抑止」対策が取られている時代です。トンネル自体の防水性能が当初計画の通り維持されているのかどうか、リニアを論じるのならば、JR東海はそのあたりのデータを、まず示してからにするべきでしょう。
<了>
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