2016年2月18日木曜日

東濃ウラン鉱床とリニア路線上の放射線量測定活動 (2016年2月18日 春日井リニアを問う会→リニアを考える可児の会)

2016年2月18日に春日井リニアを考える会の川本さんから送られてきたメールです。2月16日に行った放射線量測定調査に関する報告です。


こんにちは
「春日井リニアを問う会」事務局の川本です
先日216日 東濃ウラン鉱床とリニア路線ルート上の放射線量の調査活動を行いました。
この活動にはストップ・リニア訴訟の弁護団に参加している高木輝雄先生の意向も踏まえて企画しました。
当日は 小雪も舞う中を高木輝雄先生、ジャーナリストの樫田秀樹さん地質学者の松島信幸さん今村一路赤旗記者をはじめ
リニア可児の会2名 飯田リニアを考える会2名 岐阜各務原から1名 西区から1名 春日井リニアを考える会から1
そして私、川本の12名が参加しました。「多治見を放射能から守ろう!市民の会」の井上敏夫代表が案内役を引き受けてくださり
6箇所の調査地点を放射線量測定器を4台を持参し それぞれの機器の測定特徴を確認しながら行いました。
当日の概要はジャーナリストの樫田秀樹さんが早々とブログにまとめて発表してくれました。(添付資料を参照)
全体として強く印象に残ったのは東濃ウラン鉱床よりも リニア路線245km地点の中心線の真上の放射線量の測定値が高くなったということです。
さすがに 参加者全員が驚きの声を上げていました。
240m地点の非常口から出る残土置き場予定地の調査を地元の方の案内で調査を行いましたが途中道路拡幅工事が行われており立ち入ることができませんでした。
地元の方の説明では工事が始まれば1分に一台のダンプカーが集落の中を走り抜けることになるとのことでしたが
この日も道路拡幅工事でダンプカーがまさに11台の間隔で出入りしており 道幅が狭いため広い所で向きを変えバックで拡幅現場まで走行して積んで出てくる状況でした。
私たちが路肩に止めて残土置き場予定地へ向かう思案をしていたのですが通りかかったダンプの運転手からこの先に広い所へ止めてくれと言われるくらいに狭い道でした。
拡幅工事はリニア残土を受け入れるためのものでないかと 他にその理由が見当たらない静かな集落でした。
公民館の敷地の中には公設のラドンガス測定機器が設置されており まさに東濃ウラン鉱床群の真っただ中をリニア路線が走行するわけです。
JR東海は 旧動燃開発機構のボーリング調査資料のみでウラン鉱床を回避している(9-2-2)と説明し 自ら何も調査をしていない現状で 私たちの調査結果から ウラン残土とラドンガスの発生による
地域の自然・生活環境の汚染と破壊の危険は拭い去ることができませんでした。

<東濃ウラン鉱床調査地点地図.pdf>

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