同意の判断どう説明 大鹿村がリニア工事確認書締結
大鹿村が十九日にリニア中央新幹線南アルプストンネル着工の前提としていた確認書を締結したことで、JR東海の工事が現実に進む。確認書の「承認」を非公開で決めた村議会を問題視する声もあり、村や村議会が、着工同意の判断をどう説明するか注目される。
締結を受け、村は確認書を公表した。村議会が修正を求めていた「(村民などからの)苦情を解決するため、追加の環境保全措置をとる」との文面も追加された。
熊谷英俊村議長は「村への影響などは対応するとJRに受け入れてもらった」と話した。一方、リニア工事に反対する住民団体「大鹿リニアを止める実行委員会」の前島久美さん(34)は「努力義務にとどまり、生活を守る範囲にはなっていない」と述べた。
(沢田佳孝、服部桃)
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