2016年3月17日木曜日

東濃ウラン鉱床リニア路線放射線量調査結果について(2016年2月16日、2016年3月16日)


春日井リニアを問う会→リニアを考える可児の会へのメールです。

 東濃ウラン鉱床の中をリニア路線建設に伴う放射性残土が掘削される危険性について地元住民などから懸念と指摘がされてきました
多治見を放射能から守ろう!市民の会の井上敏夫様の協力もあって216()に調査活動(添付資料を参照)を行いました。
概略は樫田 秀樹さんのブログにも紹介されております。
今回 315日に再調査を行いました。
今回の調査で判明したことは 地元の人の話を聞いた話から
245k地点の次月峠はこの東濃地域にウランが存在することが
調査の中明らかになり ウラン採掘のきっかけになった場所であった。と聞いたことです。
これまで2回の245k地点の放射線量が高いことに私は驚いておりました。


東濃ウラン鉱床リニア路線放射線量調査について 2016 年 3 月 16 日
2016 年 2 月 16 日(火)の調査活動について
ストップ!リニア訴訟弁護団の高木輝雄先生 地質学者松島信幸先生 ジャーナリスト樫田秀樹氏 赤旗記者今村一路氏 学生井澤宏明氏の 5 名 「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」からは以下の団体から 7 名
「リニアを問う 愛知市民ネット」「春日井リニアを問う会」「リニア問題を考える西区の会」 「リニア可児の会」「飯田リニアを考える会」
の合計 12 名が参加しました 多治見を放射能から守ろう!市民の会の井上敏夫さんの道案内で行いました。
計測機器は Inspector のほか TERRA-P・ PA-1000・MAGRX3130 他一台合わせて 5 台で計測が行われ た。記録データーは Inspector で作成した。
記録地点は 1御嵩町次月峠リニア 245k 地点 2土岐市東濃鉱山正門前 3瑞浪市「正馬様洞」

4瑞浪市「月吉公民館」裏 5瑞浪市「南垣外」非常口の地内 6瑞浪市「超深地層研究所」前
の 5 ヶ所である ほかに瑞浪市「南垣外」非常口からリニア工事で排出される残土置き場とされる場所へ南垣外地区の住民 の方の案内で向かったが道路の拡幅工事で通行が不能で見ることができなかった。

3 月 15 日(火)は引き続いて 2 回目である。
先回の計測機器は Inspector のデーターを記録しましたが今回は PA-1000 と MAGRX3130 の機器を使っ て調査しました。

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東濃ウラン鉱床とリニア路線放射線量(γ線) 測定記録 測定日 2016年3月15日(火) 測定者 川本 正彦
測定地点 μSv/h
計測機器
晴れ弱い風
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
平均数値
御嵩町次月 リニアルート上245km
PA-1000
9時05分~ 9時15分
0.119
0.126
0.132
0.136
0.128
0.128
MAGRX3130
0.122
0.162
0.150
0.135
0.138
0.142
東濃鉱山(ウラン)正門前
PA-1000
9時35分~ 9時50分
0.076
0.080
0.079
0.085
0.071
0.078
MAGRX3130
0.069
0.073
0.088
0.090
0.098
0.084
正馬様洞
PA-1000
10時05分~ 10時20分
0.073
0.062
0.068
0.072
0.064
0.068
MAGRX3130
0.096
0.077
0.070
0.074
0.073
0.078
月吉公民館うら
PA-1000
10時25分~ 10時35分
0.075
0.062
0.058
0.060
0.064
0.064
MAGRX3130
0.058
0.073
0.080
0.066
0.086
0.073
瑞浪市日吉町南垣外 リニア非常口
PA-1000
10時50分~ 11時05分
0.049
0.052
0.054
0.051
0.053
0.052
MAGRX3130
0.054
0.068
0.071
0.056
0.060
0.062
超深地層研究所
PA-1000
11時10分~ 11時25分
0.070
0.086
0.075
0.079
0.073
0.077
MAGRX3130
0.095
0.078
0.080
0.073
0.071
0.079
計測記録方法について・二つの計器を別々に計測を始めて1分後から4分間の間に表示される数値を記録した。
記録データーを見ても分るように 245k地点の数値は他の 5 ヶ所の 1.6 倍の結果がでました。 前回の時も 245k 地点の数値が他の所よりも高かったということでした。
この 245k 地点の下をリニアトンネルの工事が行われるとウラン含有残土が出てくる確率は高いと思いま す。

JR東海の予測は旧動燃開発が 240k 地点でボーリング調査した際のデーターのみで ウラン鉱床を回 避していると説明しています。自ら調査を行わないのはなぜなのでしょうか疑問に残る所です。
この日、正馬様洞で調査をしていましたら、この一帯の草刈りをされておられた地元の方が近寄ってこられて「何をしているのか」と問いかけられ、放射線量調査の説明をしました。「ここはどうだね」言われたので「次月峠の 245k 地点の方が高い」と話したら「それは 当然だ、この次月峠は調査でウランが存在していることが明らかになり、この辺一帯に東濃ウラン鉱山ができるきっかけになった場所だから」と話されました。話は続き、瑞浪超深層研究所に向かう所のトンネル付近は放射線量が高いとのこと。トンネル工事で出た土をあの付近に埋め土した所とのこと。月吉公民館のラドンガス測定機器が今月で外され
ることも。「なぜ、外すのでしょうか」「わからん」とのこと。地元の人との話でいろんなことが分かって収穫のあった今回の調査でした。
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東濃ウラン鉱床とリニア路線放射線量測定記録 測定日 2016年2月16日(火) ビデオ撮影で記録
放射線量(γ線 β線 α線) 測定機器 INSPECTOR (μSv/h)
測定地点
測定時間
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
平均数値
御嵩町次月リニアルート上245km
10時40分
0.167
0.199
0.209
0.215
0.233
0.245
0.257
0.263
0.335
0.341
0.246
東濃鉱山(ウラン)正門前
11時05分
0.131
0.137
0.143
0.149
0.155
0.161
0.167
0.179
0.191
0.197
0.161
正馬様洞
11時30分
0.125
0.131
0.149
0.161
0.173
0.195
0.203
0.233
0.269
0.275
0.191
月吉公民館うら
12時30分
0.113
0.125
0.137
0.149
0.167
0.179
0.185
0.203
0.215
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0.227
0.170
瑞浪市日吉町南垣外リニア非常口
13時15分
0.083
0.095
0.119
0.137
0.143
0.155
0.167
0.185
0.197
0.209
0.149
超深地層研究所
14時20分
0.131
0.173
0.185
0.197
0.215
0.227
0.239
0.245
0.251
0.257
0.212
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