中日新聞(2017年2月1日付社会面)
リニア工事用地で基準超のヒ素など検出
2017/2/1 中日新聞
JR東海は三十一日、岐阜県瑞浪市日吉町の地下に建設するリニア中央新幹線日吉トンネルの工事用地で、基準値の一・四~四・二倍のヒ素やフッ素、ホウ素を検出したと発表した。県は現場から半径二百五十メートル以内で、住民が井戸水を使用していないか調べる。
基準超過が見つかったのは、地中のトンネル予定地から南に約四百メートルで、地上につながる非常口となる場所。昨年十月、深さ五十四メートルまでボーリング調査し、一月二十五日に結果が分かった。
JR東海によると、周辺は山林で自然由来とみられ、発生土の処理を専門業者に依頼するなど対策を検討する。今夏以降に始める非常口の掘削工期に影響はないとしている。
中日新聞(2017年2月1日付岐阜県版)
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