2016年1月14日木曜日

リニア建設発生土と汚泥水について(2016年1月14日春日井リニアを考える会→リニアを考える可児の会)

こんにちは
「春日井リニアを問う会」事務局の川本です
リニア建設発生土についてJR東海は処分先を検討中ということで、明らかにしておりません。
17日には坂下非常口の工事業者・公募が開始され 310日締め切り 見積書提出727日 その後業者を選定となり
工事の着工というスケジュールが組まれておりますが
発生土及び汚泥の処理先は検討中ということで公開されていません。
JR東海は環境に影響はございません。影響の無いようにすすめるといっていますが
発生土処理のダンプトラックの運搬ルートはどこをどの道を走るのか 
騒音・振動・排気ガス・交通渋滞・周辺住宅への環境影響など様々な問題が発生します。
また、愛知県全体で122万㎥の汚泥が出ることになっていますが、トンネル工事にかかる
前段として非常口立て坑の工事から出る汚染水(地下水)の処理先として最寄りの河川に排水されます。
春日井の4箇所の非常口では JR東海の計画では 内津川⇒庄内川となっています。
 トンネル工事によるシールド工法では使用する水はくりかえし循環されて汚泥となって処理されると説明
立坑の工事の際には周辺の地下水などが工事の際に入るため汚泥水として処理されると説明しています。
汚泥水に含まれるであろう 含有重金属 ヒ素 ホウ素など 個々の工事ヤードから出る排水についての
情報は明らかにされていません
モニタリングでは工事前に1回 工事中に毎年1回とされていますが
これで 排水に汚染物質が流出することを防ぐことができるでしょうか
とりわけ 西尾町保守基地・非常口工事ヤードからは 美濃帯といわれる地層から有害重金属が出ることが懸念されます
また工事の際につかわれる地盤凝固剤薬液が排出されます
内津川 庄内川は近隣農家が水田で稲作や畑で農作物などの農業用水として用水路を設けて利用しております。
毎日頻繁に検査しないことには汚染水の流出は防ぐことはできません。 

新聞あかはた(2106年1月14日付掲載)
では ごきげんよう

2016年1月8日金曜日

リニア春日井坂下非常口新設公募手続き開始(2016年1月7日春日井リニアを考える会→リニアを考える可児の会)




日刊建設工業新聞(2016年1月7日付)より
JR東海/リニア坂下非常口新設(愛知県春日井市)公募競争見積もり手続き開始  [2016年1月7日4面]
坂下非常口(愛知県春日井市)の施工位置図
 JR東海は、リニア中央新幹線の建設プロジェクトで5日、「中央新幹線坂下非常口新設」の施工者を決める公募競争見積もり方式の手続きを開始した。技術提案と見積もり価格を総合的に評価して協議先を選定し、価格協議の成立をもって契約者とする。参加申請書の提出は3月10日まで受け付ける。1次技術提案による見積書の提出日は4月20日、2次技術提案による見積書の提出日は7月27日。一連の契約手続きは中央新幹線推進本部中央新幹線建設部名古屋建設部契約係(電話052・564・0025)が担当する。参加資格は単体か2~5者構成のJV。土木一式の総合評定値が単体は1800点以上、JV代表者は1400点以上、JV構成員は1200点以上が条件。
 単体とJV代表者は地中連続壁またはケーソン工事(掘削深さ35メートル以上かつ掘削断面積300平方メートル以上)、JV構成員は同工事(掘削深さ35メートル以上)を00年度以降に完成させた実績が必要。工事場所は国内に限定せず、JR東海が認める外国での施工実績も含める。
 坂下非常口の施工場所は愛知県春日井市坂下町・上野町。西側を国道19号、北側を県道199号、東側を同508号に面する。
 都市部トンネル(シールド工法)の発進立坑となる非常口の設計と施工を一括で発注する。工期は19年6月20日まで。
 春日井市内のリニア新幹線本線部分については、大半が大深度地下トンネル(一部山岳トンネル)となる。同市内には非常口4カ所と保守基地を整備する計画。
 事業説明会の資料によると、非常口は直径約30メートル。地質状況や深度に応じてRC地中連続壁またはケーソン工法を選定した上で施工する。坂下非常口からは東京、名古屋両方向に向かってシールド機が掘進する。