2015年6月14日日曜日

本当にこれでいいのか! リニア新幹線(中部の環境を考える会総会シンポ 2015年6月28日 名古屋本山生協ホール)



中部の環境を考える会がリニアプロジェクトの問題点を環境問題の側面から考えるシンポを開きます。


中部の環境を考える会 第34回総会記念シンポジウム

本当にこれでいいか! リニア新幹線 

日時:2015 6 28 日 (日) 13:30~17:00 場所:本山生協生活文化会館4階ホール

名古屋市千種区稲舟町1の39 TEL052-781-6161 地下鉄本山4出口を右折直進、山崎川掘割に沿って
右折、左岸2軒目・1階は生協マーケット。 徒歩3分

リニア新幹線は,2027 年の東京-名古屋間開業を目指して建設が開始されようとしている。しかし多くの問題が 残されている。建設による自然破壊,走行による周辺の人々の健康被害,さらに巨額の建設費は将来の経営にど うひびくか・・・などなど。環境アセスメントも問題が多いとされつつ,手続は終了とされている。あらためてこのプロ ジェクトの問題点を,主に環境問題の側面から考えてみたい。

プログラム
【基調講演】 (13:30~14:20)
原科幸彦 (はらしな さちひこ) さん(千葉商科大学教授) 「持続可能な社会のためのインパクト・アセスメント」
持続可能な社会づくりには、人々の懸念事項に答えるというアセスメントが必要であり、その本来の理念を考える。
【報告 1(14:25~14:50)
荻野晃也 (おぎの こうや) さん (電磁波環境研究所長・電磁波からいのちを守る全国ネット会長)
「リニア電磁波の人体影響について」 リニア電磁波の強度,沿線住民や乗客への人体影響など,諸外国の状況も踏まえて検討する。
【報告 2(14:55~15:20)
中川鮮 (なかがわ あきら) さん (前中津川市長)
「リニア中央新幹線停車駅・地元周辺の状況」 今、当地域にも、地域の自然環境、住民生活を適切な形で守ろうとする活動が動き出している。
【報告 3(15:25~15:50)
糸魚川淳二 (いといがわ じゅんじ) さん (名古屋大学名誉教授) 「リニア新幹線・濃飛自動車道建設と自然環境」
岐阜県東濃地方はシデコブシ、ハナノキなどの自生地があり、特に水環境に与える影響が大きい。
【質疑・討論】 (16:00~17:00)
コーディネーター 宇佐見 大司 (うさみ だいじ) (中部の環境を考える会・代表世話人)
page1image19744
生協会館

主催 中部の環境を考える会
共催 消費者行動ネットワーク・
CAN
お問い合わせ先:中部の環境を考える会事務局 TEL:052-241-7613 FAX:052-241-1055
HP:http://www.geocities.jp/acechubu/
参加自由・入場無料
(資料代 500 円) 主催 中部の環境を考え る会 

2015年6月10日水曜日

リニア工事前に市民団体が調査(NHK 東海 ニュースウエブ 2015年6月10日

リニア工事前に市民団体が調査
06月09日 12時28分
リニア工事前に市民団体が調査
リニア中央新幹線の建設工事に伴って増える工事車両の通行が、周辺環境に与える影響を調査しようと、9日、愛知県春日井市で市民団体が、工事が本格的に始まる前の交通量や騒音を確認する作業を行いました。
12年後に開業が予定されているリニア中央新幹線は、まもなく各地で本格的な工事が始まる予定で、トンネルのほか4か所の非常口などが作られる愛知県春日井市では、これらの建設に伴って発生する土の運搬などのため、場所によっては1日最大800台の工事車両が通行すると想定されています。
こうした工事車両の通行が、周辺環境に与える影響を調査するため春日井市で、9日、地元の市民団体が工事の前の状況を確認する作業を行いました。
建設予定地に近い県道沿いでは、市民団体のメンバー約30人が、車の通行量を記録したり、市から借りた機器を使って騒音や振動を計測したりしていました。
市民団体「春日井リニアを問う会」の川本正彦事務局長は「住民は、道路周辺の振動やう回路の渋滞などを懸念している。工事中や工事の後も調査を行い、問題があれば県や市、JRに改善を求めたい」と話しています。
一方、JR東海は工事車両の通行ルートを分散するなどして周辺環境への影響を抑えたいとしています。

    2015年6月9日火曜日

    JRが無視した、リニアを考える可児の会の質問(2014年11月25日JRに送付)

    JR東海に対する、「リニアを考える可児の会」の質問状(2014年11月25日)

    2014-11-25 11:09:16 | 桜ヶ丘9条の会
    リニアを考える可児の会は、2014年11月25日に、JRに対して下記の質問を行いましたが、無視されました。
    その際の質問項目を再掲載します。



    東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
    社長 柘植康英 様
                リニアを考える可児の会 代表者 桑山賢二
                          可児市瀬田 805 
      
    この質問は、従来JR東海が各段階で行う説明会では、質問項目がひとり3問に限られるうえ、再質問、録音、録画も拒否されるので、説明の内容が記録に残らず、説明内容も十分理解できません。このような説明会は、何度繰り返しても、疑問がますます増大するばかりです。
    従って、この質問に対する回答は、責任を持って回答したと言えるために、口頭での回答でなく、必ず文書で回答してください。
     なお、この質問項目については、文書でJR東海に発送と同時に、ブログ「リニアを考える可児の会ニュース」、「桜ヶ丘9条の会」等に掲載します。      
               
    質問項目

    ① ウラン鉱床を回避したルートだとか、ウランやラドンガスや黄鉄鉱 の問題が生じないとするJRの主張には根拠がありません。これはJR自 らがウランや黄鉄鉱について現地調査もしないで、安易にルートを設 定したことに原因があります。
      JRは、今後、工事着工前および工事中に、逐次、こうした調査をし て、調査結果を公表するつもりはありますか?
    ② JRは、欅ヶ丘地区内で爆破による土壌調査を行うとのことだが、こ のような調査を、現地住民に周知徹底せずに行う手続の適否、および 調査結果を地域住民に詳しく説明するつもりはありますか?
    ③ JRは、自治体に何をやらせるのか?
    ④ JRは市民生活をどう考えているのか?
    ⑤ JRは、トンネル残土の問題を環境評価準備書で回答を避けたことは 、アセス法第14条の規定に抵触します。
      アセス法14条が定めている環境保全のための措置が未だとられて いないにもかかわらず、評価書問題に論点をすりかえたことは、アセ ス法が求めている手続き上の瑕疵に  該当し、監督官庁による許認 可の要件を欠くことになります。JRはリニアルートを公表し、ルート の変更はあり得ないと断言していますが、この住民無視の一方的な表 現と不適切な情報は住民に誤解を与えています。ルートの公表は、JR 東海の事業計画の一方的な意見表明にすぎず、法的拘束力はありませ ん。
      可児市長は行政の長として、大萱地区のトンネル化を意見表明し、 可児市議会は住民意思の代表者として地下ルートを全員一致で可決し ています。このことは、可児市の文化財を守るという可児市住民の強 い意見表明です。可児市の貴重な文化財を保存するという地域住民の 意見を無視して計画を進めることは、適正な配慮がなされていないと して、許認可等の要件を欠くことになります。要件を欠く許認可を行っ た国交大臣の行政行為は、今後住民の異議申立や差止訴訟で、異議が 認められたり、差止判決が出た場合、許認可が無効になりますが、  その場合、リニア計画を撤回しますか。
    ⑥ リニア計画での、「公共のため」とは、具体的に何か?教えて下さ い。
    ⑦ 大深度法の適用区域は、東京、名古屋、大阪の大都市圏であり、岐 阜県は適用区域外だとJRは明言していますが、その見解は変わりませ んか。
    ⑧ 桜ヶ丘ハイツ内の欅ヶ丘地区は、大住宅団地である桜ヶ丘ハイツに 含まれないとJRは考えているのですか。仮に欅ヶ丘地区の計画ルート 区域をJRは買収できると考えている  のですか。可児市の都市計画 、桜ヶ丘ハイツ(桂ヶ丘、通称欅ヶ丘、皐ヶ丘、桜ヶ丘を含む)の地 区協定や、環境保全、景観保全など住民の住慣習などを含めて見解を 述べて下さい。
    ⑨ リニアが数々の疑問を解明しないまま、工事を開始しようとしてい ますが、工事途中で、どのような被害補償を考えていますか。
    ⑩ 可児市を通過するだけのリニアに、どのようなメリットが一般の可 児市民にありますか。デメリットだけだと言えませんか。
    ⑪ リニアの計画作成段階、アセスの段階、工事計画作成段階で、JRは 住民の意見を聴取しましたか。
    ⑫ 岐阜県は、一応公聴会を開いて、公聴人の意見を発表し、JRに報告 しましたが、JRは公聴人の意見を準備書、評価書に具体的にどう反映 しましたか。
    ⑬ 可児市長の地下化意見書、可児市議会の地下化して可児市の文化財 を守る意見書に対して、JRはどう回答しましたか。可児市長や市議会 が住民に説明しないので、JRが答えてください。
    ⑭ JRは、用地取得対象となる地権者として、リニアが地上を走行する 部分に土地を持つ地権者と、地表から30メートル未満の場所にトン ネルが通る地権者と発表したが、この「地表から30メートル未 満」の根拠は何か。
      JRが勝手に地権者の範囲を設定するのは、法違反になりますが、JR の見解をしめしてください。
    ⑮ JRは、山梨県と用地交渉業務の委託契約を結んだが、今後沿線5都 県と名古屋市との間で同様の協定を結ぶらしいが、一民間企業の仕事 を公務員が受託できるのか、全幹法を根拠としているが、同法は 、 用地取得を「あっせん」できるとしているだけで用地交渉できると  までは書いてありません。見解を述べて下さい。
                                              以 上

    2015年5月25日月曜日

    リニア中央新幹線計画の中止を求める決議(2015年5月18日 自由法曹団)


    リニア中央新幹線計画の中止を求める決議

    JR東海のリニア中央新幹線(品川・名古屋間)の工事実施計画について、2014年 10月に国土交通大臣が認可した。
    この工事は、延長約285.6km、工事費は品川・名古屋間の総事業費約5兆5235 億円、今回認可した土木構造物関係分が約4兆158億円、走行方式は超電導磁気浮上式 方式、最高設計速度は505km/h、所要時間は最速40分程度、工事の完成予定時期は2 027年とされている。
    この計画には、多くの問題点が指摘されている。
    環境問題として、1地下水脈が破壊されることによる生活用水や農業用水への影響、2 河川の水質の低下、3巨大な地下トンネル工事にともなう残土処理による環境破壊、4工 事中の工事車両や機械の影響、5南アルプスの自然環境の破壊、等が指摘されている。
    安全性の問題として、1強力な電磁波による乗客や沿線住民の健康への影響、2電磁波 による精密機械や医療機器等への影響、3気圧波や低周波による影響、4地震・停電・火 災などの事故の際の乗客の脱出や避難、等が指摘されている。
    電力消費の問題として、新幹線の約3倍以上もの電力が必要であることから、省エネル ギーに逆行することが指摘されている。
    経済財政上の問題として、1民間であるJR東海が巨額の工事費と借入金利の負担が可 能か、2乗客の需要予測が過大ではないか、3財政破綻の際に国民の負担とならないか、 4新駅周辺の開発が地方自治体の財政を圧迫しないか、等が指摘されている。
    JR東海は、このような多くの指摘について、十分な情報公開と説明を行っていない。 政府の認可にいたる手続としても、環境影響評価手続における環境影響評価書の内容が不 十分極まないもので、科学的知見た国民的議論くされたとはとうてい言 えない。
    由法曹団は、沿線住民の生活環境と自然環境を破壊し、乗客・住民の安全性も確立さ れていないリニア中央新幹線について、の工事実施計画の時中求めるものである。

    2015年5月18
    由法曹団 2015年広島・安5月研究討論集会 

    2015年5月24日日曜日

    第58回岐阜県母親大会 リニア分科会で、岐阜県に対して危険なリニア工事中止を要望

    岐阜県母親大会で、リニア問題討論会

     5月24日、可児市文化創造センターで、リニア問題の分科会が開かれ、約30名が参加しました。討論会では、
    ① リニア問題に内在する危険性が、まったく報道されず、安全な乗り物だという事だけが強調されている。
    ② そもそも時速500キロで、真っ暗なトンネル内を走る乗りものは必要ない。
    ③ リニアのルートにあたる地権者の了解が取れてない。
    ④ 外国では、電磁波によるガン(特に小児ガン)の危険性が学術的に証明され、
      厳しい基準が法制化されているが日本では規制がない。
    ⑤ 騒音や振動による健康障害の発生が予想されるが、その具体的対策がない。
    ⑥ 東濃地方のウラン鉱床の放射線、黄鉄鉱による重金属の流失による人命への重
      大な影響。
    ⑦ 住民への説明不足。
    ⑧ 大深度法の誤った解釈(大深度法の適用範囲や、地下40メートルを30メー
      トルと説明)を、住民に説明したが、国会での政府法的解釈で、あわてて解釈
      を変更。(民法上の所有権に関する誤った解釈の押しつけ)。
    ⑨ 自然環境の取り返しのできない破壊に対する無責任。
    ⑩ 地権者だけの問題ではない。いずれは税金投入という形での国民全体の問題で
      ある。
    ⑪ 「時速500キロ以上」よりも廃線ローカル路線を復活して高齢者やこどもな
      どの弱者の利便を充実せよ。
    ⑫ 住民は真面目にリニアの危険性を心配しているのに、JRは真面目に答えな
      い。民主的なやりかたとは、到底言えない。
    などの意見が続出しました。
     最後に、討論会のまとめとして、今年の岐阜県に対するリニア要望事項(リニア工事の中止を求める)にリニア新幹線自体の持つ電磁波の危険性や原発再稼働との直接的関連などを追加する文言を入れることが合意されました。  

     

    2015年5月7日木曜日

    「リニア」トンネル工事による発生土と汚染水処理について 勉強会(リニアを考える可児の会)



         「リニア」トンネル工事による
               発生土と汚染水処理について

    JRが計画しているリニア中央新幹線、超伝導磁石で浮上し時速500kmの猛スピードで走行し、可児市では、大萱(地上走行)桜ヶ丘ハイツ(欅ヶ丘)を通って、大森新田付近を抜けて多治見に至るルートです。
     特に大萱に地上走行では、工事と長期にわたる自然排水で排出される汚染水が問題です。農業用水には大きな影響を与えると考えられます。
     リニアを考える可児の会では、汚染水処理問題(黄鉄鉱、ウラン、水質浄化施設の計画など、長期にわたるトンネル工事による発生土と汚染水処理)に詳しい青木正雄さんをお呼びし、勉強会を開きます。
     ぜひお越し下さい。

      
      日時・・・・・・6月14日(日) 午後2時~4時まで

      場所・・・・・・桜ヶ丘公民館1階視聴覚室

      講師    青木正雄さん(春日井リニアを問う会)
      
      内容    汚染水(濁水)の処理について

      
       
    問い合わせ先  リニアを考える可児の会 代表桑山賢二 
                電話0574-63-3967